四万十川のんびり旅

2015年11月7日、8日、高知の四万十の方へ旅行へ行ってきました。
高知駅からついて電車に3時間揺られ中村駅に到着。そこから家族が車を出し、四万十の上流の源流をめぐる旅。

運悪く特急を逃した故の3時間ワンマン電車の旅だった訳ですが、あまりにも田舎過ぎてびっくり。私は四国の香川に住んでいますが、同じ四国民からでも「田舎」と思える田舎っぷりに驚きました。
さらに四万十の奥、ともなると秘境レベルです。いくつも、どう見ても限界集落だろう…と思える小さな集落を横目に見ながら、高知で職業安定所に勤める父に話を聞くと、大体、職と言えば一次産業か、土木系、そして観光業が主、とのこと。
そんな四万十でしたが、驚いたことが。
道の駅のクオリティがべらぼうに高い。

つい先日、カンブリア宮殿で高知でデザイナーをしている梅原さんの特集を見ていたため、「なるほど、これが噂の」と手に取ってしげしげと商品のパッケージを見ましたが、ほんとにどれも素朴で、でも洗練されたデザインの商品たちで、感動。
余計なデザインはせず、ただ温かみのあるクラフト紙に書かれた商品名が、なぜここまで人を惹きつけるのでしょう。

ここまで遠路はるばる、田舎に来た安心感と、四万十のせせらぎの音が心地よく、逆にその気持ちが空間、そして商品をプレミアムなものに見せる幻想は、都会から来た人間にとっては衝撃なのではないでしょうか。

都会には無いもの
ネットでは絶対に見つからないもの
そこにいかないと手に入らないもの

「風景を残す」ことを信条にデザインされている梅原さんの気持ちが見事に表現されていて、彼を尊敬しているデザイナーが多いのもうなずけます。

旅行自体は、
四万十の下流から巡り、
【1日目】
15:00スタート
佐田沈下橋⇒岩間沈下橋⇒宿


初日はあいにくの雨スタートです。
映える写真が取れなかったのでこの日は割愛www

【2日目】
道の駅とおわ⇒海洋館⇒四万十川源流⇒香川県方面を下り、帰路へ
こんな感じでした。


朝焼けと四万十川。


よく鉄道ファンのシャッターチャンスに使われる橋だそうです。


紅葉がとても綺麗で見ごろ。
秋も深まった時期だったので、四万十全体が閑散期ではありましたが、紅葉の四万十もいいものですね~
都会の謙遜を離れ、こんな風景を見れるのはここに来ないと見れないですね…

そして見てください…この異様な佇まい…
私も、高知に転勤になった父から話を聞いて初めて知ったのですが、
動物・恐竜模型から二次元のフィギュアまで、ごった煮で展示している異様な空間(褒め言葉です)が、四万十川のせせらぎと鳥と虫の鳴き声しか聞こえない山奥の中にあるんですよ…
もともと、動物の模型なんかを作る会社だったようです
それが、現在のホビーブームに乗り、様々なホビー用品を取り扱う会社になったんだとか。廃校となった小学校を、展示館としてリメイクし、数々の作品を展示したり、ジオラマ作成教室なんかを開催しています。

ここの展示館で、作成者の一言が掲載されていたのですが、その一言がすごく印象的でした。
「好きなものを作り続けていたら、それで飯が食えるようになりました」

いやー。人生の哲学そのものですわー。
そうなんですよ…結局、突き詰めれば”続けたもん勝ち”といいますか、好きなことで生計を立てられる人生が、うらやましく、理想であるのです。
そこに地理的な概念って、正直付属品で、
都会でやろうと地域でやろうと、自分の信念と執念と愛とその他もろもろが表現できるのならどこだって構わないのです。
ただ、都会と違って地方は土地はあるし、食べ物も水もうまいし安いし、じっくりと自分の考えに集中できる環境はあるのかなぁ…とぼんやり思います。
いやはや、イケダハヤト氏が「まだ東京で消耗してるの?」とタイトルをつけたのも頷ける環境が地方にはあるのでしょう。


そんなことを考えた今回の高知旅行でした。
いや、ほんといいところなので、皆さんも是非。
高知、いいところですよ(^^)